[失敗談]ビンテージカーテンを洗った時の話

ビンテージカーテン バーククロス

今回はビンテージファブリックのお洗濯とそれにまつわる 失敗談 をご紹介します。

私はミッドセンチュリー期のビンテージファブリックの大ファンです。


何でも良いと言うわけではなくて、アトミック柄やアブストラクトなどと言われる独特な柄の付いたファブリックが好みです。

ビンテージファブリック 50s 60s

ですからインテリアで一番布の面積が大きいカーテンも、独特の柄のあるビンテージファブリックにこだわっています。


カーテンに使われるファブリックの多くはbarkcloth(バーククロス)と呼ばれるざっくりとした厚手の生地でその質感も大変魅力的です。

豆知識
バーククロスは樹皮という意味のようです。
たしかにざらっとした質感なので納得の表現ですよね。



このバーククロスを日本で手に入れようとすると、オークションサイトなどで探したりするわけですが中々条件に合うものは見つかりません。


なので私は海外のオークションサイト「ebay」を数ヶ月間探し続け、リビングルームのカーテンを見つけました。

カーテン探しについては以下もご参考になさってみてください。

数週間かけて海外からビンテージカーテンが届いた時は本当に嬉しかったです。


ただ・・・

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ネットで「におい」は分からない


そうなんです。
届いたカーテンは半世紀以上の時間で染み付いたにおいを纏っていました(笑


カーテンレールに吊るしてみると、解き放たれたかのようににおいは部屋に放出され充満。


中々きつい状況に追い込まれました。

そうだ!プロに洗ってもらおう!しかし・・・


困った私はクリーニング店に駆け込みました。
プロなら上手に洗ってくれるだろう!と思ったわけです。


そして意気揚々とカーテンを見せると、店員さんはなんとも微妙な表情。


そして「オーダーカーテンですね。品質表示がないと責任持てないんでウチではできません。」とのこと。


専門のところに出すこともできることはできるらしいのですが2ヶ月くらいかかるとか。


よく考えてみたら確かにやりたくないですよね。
わかります。


なのでクリーニングは諦めて持ち帰りました。

意を決してお家洗い


もっと探せば手段はあったのかもしれませんが、私はお家洗いを決意。


長さの余裕はあったので最悪かなり縮んでもOKだったのは幸いでした。

ファースト洗いは洗濯機

丁寧にネットでくるみ、オシャレ着洗い洗剤で2回ほど洗ってみる・・・


でもにおいは取れず・・・

次は浴槽で手洗い


やっぱりお湯は強いです。


洗い始めると浴槽に張ったお湯はみるみる黄色い液体に・・・


やっとにおいの元が溶け出した感じです。


3回ほどお湯を張り直して洗ったでしょうか。
(めちゃくちゃ疲れました!)


ようやくほぼほぼにおいが取れた状態になりました。

案の定縮みまくる


想定内とは言え、驚くほど縮みました!
おそらく10cm以上は余裕で縮んだでしょう。


ですからもしビンテージファブリックのカーテンを購入する際は、洗うことを想定して長さに余裕を持っていただけたらと思います。

縮んだカーテンの丈詰め


前述の通りカーテンは激しく縮みましたがにおいは取れて私は喜びました。
そして作業は丈詰めのフェーズへ→


我が家(賃貸)の窓はわりと珍しいタイプでして、4mの連続した大開口なんです。


大開口で気持ちがいい分カーテンもかなりの長さが必要な訳で、
丈詰めの距離も相当長い・・・


慣れないミシンに何度も失敗しながら何とか縫い終えました。
(裏地もあったのでめちゃくちゃゲンナリしました)

ようやく完成?


休日を潰しまくり、やっとの思いで作業を終えた私は待望のビンテージカーテンをレールに吊るしました。


独特の当時感を醸し出すカーテンは部屋に華を添えてくれ、私は大きな満足感に包まれました。

誤算!布、伸びる


カーテンを吊るしてから二週間くらいした頃でしょうか。


カーテンDIYに満足した私は別の箇所のDIYも始め、やる気に満ちていました。
そんな時ふとカーテンに目をやると、


あれ?なんかカーテン長くない?


と私は気付きました。
そうなんです、縮んだファブリックは重力でまた伸びていました。


縮んだ状態でベストな長さにされてしまったカーテンは、見事に伸びて床に着地してもなお余りあるほどに成長。


完成を急いだ私の完全なミステイクです。


後の祭りですが、要するに伸びてから丈を詰めるべきだった訳です。


ショックでした・・・
ショックでしたがまた勉強にもなりました。


でも丈はまだ詰め直していません(笑
あの苦労を思うと。

調べてみて見つけた「救い」


カーテンの伸び縮みについて調べていたところ、リネンカーテンでは湿度の関係などで伸び縮みが起こるようで、その伸び縮みと付き合いながら暮らして行くのが自然なことのようです。


しかもわざとカーテンを長めに作る、「ブレイクスタイル」なるものもあるとのこと。


最初から床につくデザインなら伸び縮みも気にならないですもんね。


なので私もとりあえずのところ、「うちのカーテンはブレイクスタイルなんだよね」とすることにします。

失敗しないためのまとめ


私のような失敗を避けていただくために失敗しない手順をまとめます。

  1. におうビンテージカーテンはお湯で手洗いする

  2. 縮んだ状態で吊るす

  3. しばし待って伸び切らせる

  4. 丈詰めをする


まとめるまでもないですかね(笑

カーテン探しについては以下もご参考になさってみてください。



このニッチな話題の記事がどなたに刺さるかはわかりませんが、
少しでもお役に立てばこの上ない喜びです。

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