インテリアがまとまらない。
どうすればまとまる?
こんなお悩み解消をお手伝いする記事です。
理想のインテリア像があるのに、そこに近づけない・・・
なんか違う・・・
分かります!私もその壁にぶち当たり、何度も失敗しました。
インテリア趣味が高じて、インテリアコーディネーター 資格まで取ってしまった私が、過去の引っ越しや模様替えで体験した失敗とその解決方法をご紹介します。
陥りやすい失敗を重ねているので、現在お悩みの貴方のお役に立てるはずです。
インテリア失敗ポイント① 部屋がスカスカで寂しい
見栄えの良いインテリアでは、部屋の広さと家具のバランスがすごく大事です。
なので、部屋が寂しく感じてしまっている理由は以下が考えられます。
部屋がスカスカで寂しい理由
- 部屋に対して家具が足りていない
- 部屋に対して家具の大きさが小さい
お引越しで広い部屋に移られたり、ご結婚などで新生活が始まる場合に起こりやすいお悩みと言えるかと思います。
部屋の寂しさを解決する方法
部屋の広さに対して家具が足りないのは、シンプルに必要な家具を買い足すだけ!
失敗ではなくむしろ、これからインテリアができあがるワクワクする悩みです。
ただ、買い足したのに「部屋に対して家具が小さい」とアンバランスさは解消できませんのでサイズ感はとても重要なポイントです。
そして、既にある家具が小さすぎる場合の解決方法は、
- 処分する
- メルカリなどで譲る
をした上で、「部屋のサイズに合った家具を購入する」になります。
もったいなさを感じるのは痛いほどよく分かります!
ただ、インテリアを満足いく仕上がりにするためにバージョンアップは必須。
大型家具でもメルカリなどで売れたりするので、売れそうなものは出品してみましょう。
インテリア失敗ポイント② 部屋が味気ない!特徴がない!
素敵だなと感じるインテリアには「飾り気」があるものです。
まずこの「飾り気が必須」を前提に、お部屋に味気なさを感じてしまう理由を考えてみます。
部屋が味気ない・特徴がないと感じる理由
- シンプルを目指しすぎて飾りがなさすぎる
- 家具のデザインに特徴がなさすぎる
- どこに何を飾って良いのか分からない
お部屋の味気なさを解消する方法
シンプルさを追求したい場合でも、飾り要素を入れることは充分に可能です。
モノを極力減らしたい場合は、家具そのものを見栄え重視にして、家具に「飾り気」を演出してもらいます。
この方法は、こだわりを感じさせる良い方法です。
そして、どこに何を飾って良いか分からない場合、次の方法が簡単なのでやってみましょう。
- 額装したおしゃれポスターを飾る
- 壁掛け時計をおしゃれなものにする
- 大きめの観葉植物を置く
どうしても余白が大きくなる「壁」を飾ると簡単に飾り気が出ます。
そして、お部屋が華やかになり、特徴も出てきます。
インテリア失敗ポイント③ 統一感のなさ
完成度の高いインテリアでは、共通して部屋全体に統一感を感じることができます。
要するに家具のデザインテイストや色のチョイスに一貫性があるわけです。
以上を前提に、統一感のなさを生んでしまう考え方や行動を挙げてみます。
インテリアに統一感を持たせられない理由
- 目標とするインテリアのテイストが定まっていない
- 「今の部屋に合うか?」を吟味せずアイテムを購入してしまう
- 調和しやすい色を知らない
- カーテンが部屋に合っていない
こんな状況、思い当たりませんか?
インテリアは総合力!アイテム単体の好き嫌いだけで判断してしまうと、統一感が生まれにくいです。
統一感のないインテリアを解決する方法
家具のデザインテイストを統一しましょう
インテリアに与える印象で、大きな役割を果たすのは家具。
リビングで言えば最低でも3つ程度の家具が置かれるはずなのですが、それらのデザインテイストがバラバラではいけないのです。
極端な例ですが例えば、
- モダンなソファ
- 猫足のテーブル
- カントリー調のTV台
こんな組み合わせはカオス過ぎますよね?
ここまで酷い組み合わせはしないにしても、少しのテイストの違いで違和感は生まれてしまうもの。ファッションと何ら変わりないのです。
ですから、どんな小さなモノでも、購入する時は「今の部屋に合うか!?」を徹底的にイメージしましょう!
色数を抑えましょう
デザインテイストと同様、色の組み合わせもめちゃくちゃ大事です。
ちょっと極端ですが、
- 3色以上は使わない!
- 家具の色は1色で統一!
くらいのルールで考えておくと失敗しにくいです。
ちなみに色の配分はこんな感じにしましょう。
ベースカラー 床・壁・天井など大面積を占める部分の色。 | 70% |
アソートカラー カーテンや家具など中面積で基調色に変化をつける色。 | 25% |
アクセントカラー アクセサリーや絵など小面積で、頻繁な変更が可能な色。 | 5% |
カラーコーディネートのヒントをくれるサイトのご紹介をした記事がありますのでご覧ください。
カーテンの色柄合ってますか?
カーテンはインテリアで大きな面積を占めます。
インテリアに与える印象もかなり大きいわけですから、失敗するとダメージ大きいです。
ですから、先にご紹介した、合う色をオススメしてくれるツールなどを使って色を選んでみましょう!
また逆に、好きな色のカーテンを軸に、その他アイテムの色を見直すことも可能です。
インテリア失敗ポイント④ ゴチャゴチャさせてしまう
惹かれるインテリアは、スッキリして見えます。
そしてたとえ物が多くても、整理整頓が行き届いています。
世の中には散らかってもカッコいい部屋は存在しますが、簡単に真似できるものではないので、まずは再現性の高い片付いたインテリアがオススメです。
では、ゴチャゴチャさせないためにはどうすれば良いのでしょうか?
ゴチャゴチャしてしまう原因は複合的なので、考えられる原因をピックアップしてみます。
部屋がゴチャゴチャしてしまう理由
- 単純に不用品が多すぎる
- 収納家具が少なすぎる
- 飾り物が多すぎる
- コード類を目立たなくする工夫がない
目に飛び込んでくる「モノの数」の多さが原因ですね。
部屋のゴチャゴチャを解消する方法
モノをしまう場所が無いなら収納家具を増やしましょう
不用品は徹底的に処分することは大前提として、
必要なものしかないのに、モノで溢れているように見えてしまうことを解決することがポイントになります。
要するに、細々としたモノを見えなくすれば良いので、適切な収納家具を取り入れましょう。
中でも以下は見栄えの良いインテリアで必須の収納家具です。
- TVボード
大型なのでとにかくモノをしまえる - 引き出し付きの飾り棚
引き出しに細かいモノをしまい、棚には見えても様になるモノを置ける
ポイントはモノを見えなくできる収納スペースが付いていること。
完全にオープンなシェルフ(棚)もカッコが良いのですが、モノをしまえる・隠せるスペースが整ってから取り入れるべきアイテムだと思います。
飾り物を減らしてみる
気に入って買った飾り物、せっかく買ったんだからと所狭しと飾りたくなるお気持ちはよく分かります。
でも飾り物がゴチャゴチャ感を演出してしまっていたら本末転倒。
ですから厳選したアイテムだけを飾りましょう!
撤退の勇気も必要です。
しまわれた飾りは、今飾ってあるモノに飽きたら、それと交代させれば良いのです。
電源コード類を徹底的に隠す
ひとつの部屋で、電源コードが2箇所以剥き出しになっていたら、即目立たなくする工夫をしましょう!
コードが目に入ることは、ゴチャゴチャの大要因。
完全に隠すことはできなくてもコードの色で、ある程度目立ちにくくすることができます。
方法は簡単で、薄めのグレー色コードを使うことです。
商品としては、白や黒が多いのですが、部屋で目立ちにくいのは圧倒的にグレーです。
この工夫だけでも、インテリアのスッキリ感に効きますから是非取り入れてください。
インテリア失敗ポイント⑤部屋の明るさが足りない・過剰
照明はインテリアの見栄えと機能性を大きく左右します。
不快と感じる状況はシンプルで、以下のふたつ。
- 暗すぎる
- 明る過ぎる
部屋が暗過ぎる時の対策
部屋の暗さは単純に天井照明に付いている電球のワット数を上げることで解消しますが、昨今のインテリアコーディネートの考え方は少し異なります。
ひとつの天井照明で部屋全体を明るくするだけでなく、部屋の要所に補助的なランプを置き、必要に応じて部分的に明るくしたり、暗くしたりできる照明計画が推奨されています。
欧米的な照明の考え方ですね。
照明器具はデザイン性の高いものが多いので、インテリアにこだわる貴方にとっては、是非とも取り入れていただきたい考え方です。
ただ、各部屋で推奨されている明るさは確保してくださいね。
照度(ルクス) | 作業または活動の種類 |
---|---|
1000 | 手芸・裁縫【居間】 |
750 | 勉強・読書【書斎・子供室】 |
500 | 読書【居間・寝室】 VDT作業(PC作業など)【書斎・子供室】 |
300 | 食卓・調理台【台所】 化粧・洗面【浴室・脱衣室】 |
200 | 団らん・娯楽【居間】 遊び【書斎・子供室】 |
100 | 全般【書斎・子供室・座敷・台所・浴室・脱衣室・玄関(内側)】 |
75 | 全般【便所】 |
50 | 全般【居間・食堂・階段・廊下】 |
30 | 全般【庭】 |
20 | 全般【寝室】 |
5 | 通路【玄関(外側)・庭】 |
2 | 防犯【玄関(外側)・庭】 深夜【寝室・階段・廊下】 |
部屋が明る過ぎる時の対策
明るさには、各部屋ごとに推奨値があることを、前の表でお分かりいただけたと思います。
例えば、リラックスしたい部屋で、灯りが強過ぎれば逆効果ですからね。
なので明る過ぎる場合もまずは、その部屋で適切な明るさを認識した上で、電球のワット数を調整しましょう。
また、明る過ぎ=眩しい だった場合は、明るさというよりも光源(電球の光っている部分)が直接目に見えてしまっている可能性があります。
これに対する対策は、ワット数での対応ではなく、適切なシェードで光源を覆う方法になります。
不透明や半透明のシェードを通した光であれば、目を直接刺激しない柔らかな光となるので眩しさを感じにくくなります。
以上が、インテリアで起こりがちな失敗と、失敗に対する対策でした。
最後にまとめをして終わりたいと思います。
インテリアの失敗を解消する方法まとめ
インテリアを理想にちかづけるためには、どうしても総合的な試行錯誤が必要になるわけですが、少しずつ良くなっていくお部屋を感じるのは楽しいものです。
ただ、上記失敗を糧とした、成功するインテリアの近道はあると思うので、整える順番を以下にまとめます。
インテリアの失敗は、リカバリーできます!
貴方のお部屋が少しでも居心地の良いインテリアになることをお祈りしています。
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