快適なオフィスチェアを探してる。
アーロンチェアと並んで有名なエルゴヒューマンってどうなの?
私はテレワーク用にエルゴヒューマンのオフィスチェア「エンジョイ」を購入しました!
もちろんアーロンチェアなど、他のオフィスチェアとも比較した上でです。
いきなり結論ですが、私はエルゴヒューマン エンジョイは座り心地・コストパフォーマンス共に「最高」だと思っています。
最高と自信を持って言える理由は、他の椅子も試座しまくったからです。
もちろん以降でのレビューは、私の個人的感想にはなってしまいます。しかしながら他の椅子も試した上での「完全納得購入」をベースとした全力レビュー。
ですからご参考にしていただけると信じています。
購入モデルはエルゴヒューマン エンジョイの背面・座面メッシュタイプ
レビューを始める前に、購入モデルの仕様をご紹介しておきます。
仕様と価格
座面はウレタンクッション仕様もありますので、ウレタンクッションを試座した感想を後ほどご紹介します。
エルゴヒューマン エンジョイの感想【GOOD編】
GOODなレビューは座り心地(機能面)とデザイン性に分けてご紹介します。
座り心地が最重要のオフィスチェア、ただテレワーク用に自宅で使う場合「部屋なじみ」も超重要。
私はインテリア好きの方のお役にも立ちたいので、デザインの魅力もできるだけお伝えできればと思います!
エルゴヒューマン エンジョイ|座り心地&機能面でのお気に入りポイント
お気に入り①腰のサポート「さりげなくしっかり」がちょうど良い
エルゴヒューマンのチェアは、「ランバーサポート」という腰を支えるパーツが特徴と言えます。
エンジョイでは絶妙な硬さの素材がランバーサポートに使われていて、さりげない見た目で非常にしっかりと腰をサポートしてくれます。
「さりげなくしっかりサポート」この表現は、私の中でエルゴヒューマン エンジョイを的確に表すキーワードです。
お気に入り②背もたれ真直ぐ状態で作業しやすい
エンジョイを仕事で使う際は、背もたれを直立した状態にします。
その際、①でお伝えしたランバーサポートがしっかり姿勢をサポートしてくれるわけですが、座面も非常にちょうど良い傾きになってくれます。
イメージとしては、ほんの少しだけ前傾姿勢になる様な感覚です。(実際座面は前傾してはいないのですが)
この姿勢でのPC作業がとても快適。猫背になり過ぎたり、お尻を前にずらしただらしない姿勢にならずに済みます。
ただ、良い姿勢でPC作業をする上で必須なのは「PC画面を高い位置に設定すること」です。これはどんな椅子を使うにしても重要です。
PCを見下ろす姿勢で作業を続けると、経験上確実に疲労します。
ですから、↓の様なノートPCのモニター位置を上げるツールは必須ですね。
お気に入り③リクライニング時の気持ち良さが最高
私はダイニングテーブルで仕事をしているので、ダラっと休む時もこの椅子を使っています。
ダラっとしたい時に、ググッと背もたれを倒して座るとまた別世界が広がるんです。
「もう完全に安楽椅子」
大袈裟ではなく、本当にそんな感じ。
私の感覚では、他のチェアよりもリクライニング時の心地良さが大きいと感じました。
お気に入り④肘掛の上下・左右・前後調整ができる
肘掛は高さはもちろんのこと、以下の様々な調整ができます。
- 前後位置調整
- 左右幅調整
- 角度調整(上から見てハの字・逆ハの字にできる)
肘掛の位置は、体格によって好みがかなり変わるので重要なポイントですね。
お気に入り⑤各種調整レバーはひとつなので簡単操作
ちょっといいオフィスチェアの多くは、
- 背もたれのリクライニング
- 座面の前後移動
- 座面の高さ調整
が可能となっていて、それらを複数のレバー操作で行います。
そんな複数レバーが一般的な中、
エルゴヒューマンのチェアは、「ひとつの操作レバー」で各種調整が行えます。
レバーがひとつであることは、
- 操作が簡単
- デザインがスッキリ
といったメリットをもたらすので、私はとても好きなポイントです。
以上が座り心地と機能面でのお気に入りポイントになります。
次はインテリア好きの私が椅子を選ぶ上でこだわった「デザイン性」についてご紹介しますので、ぜひご参考になさってください。
エルゴヒューマン エンジョイ|デザイン面でのお気に入りポイント
テレワーク用オフィスチェアは「部屋なじみ」も大事にしたいところ。
以降では、エルゴヒューマン エンジョイを家具として捉えた場合の魅力をご紹介します。
お気に入り① 程よく「家具調」 スタイリッシュデザイン過ぎない
オフィスチェアの多くは、当然「オフィスに馴染むデザイン」を念頭に作られているので近未来的なスタイリッシュデザインが多いです。
整然としたオフィスにスタイリッシュな椅子がズラリと並ぶ風景はめちゃくちゃかっこいいですよね。
ただ、オフィスチェアを自宅で使うとなるとまた話は違ってきます。
要するにデザインがスタイリッシュ過ぎると、既存家具と馴染みにくくインテリアとしての違和感が出やすくなってしまう訳です。
ではそのスタイリッシュ感、エルゴヒューマン エンジョイはどうかというと・・・程よくスタイリッシュで「部屋なじみ」がちょうど良い。
と私は感じています。
そして今回私が選んだオレンジカラーは、茶系なので「程よく家具調」とも言えます。この「部屋なじみの良さ」が私は好きです。
お気に入り② アメリカンなデザイン
エルゴヒューマンは米国のブランドですからアメリカンなデザインなのは当然なのですが、オフィスチェアの中では群を抜いてアメリカっぽいデザインだと思います。
すごくざっくりとした例えですが、エルゴヒューマンとその他のオフィスチェアを並べた時「アメ車とそれ以外の車の違い」といった印象の差を感じました。
その違いは「曲線美」と「直線美」の違いとも言えるかもしれませんし、「繊細さ」と「無骨さ」の違いとも言えそうです。
ここからはもう私の妄言ですが、私は座面下のメカっぽい部分を見て、昔乗っていたハーレーダビットソンのバイクを思い出しました(笑
ハーレー独特の「ニューモデルでもノスタルジック」という印象において共通点を感じます。
お気に入り③ カラーバリエーションが豊富
エルゴヒューマン エンジョイは背もたれと座面のカラーバリエーションが豊富です。
オフィスチェアによくある鮮やかな色はもちろん、渋めのカラーもラインナップしているのが嬉しいポイント。
①でお伝えしたように、私は「程よく家具調」であることを重視していたので茶系を選べることがありがたかったですね。
お気に入り④ メッシュの抜け感
エルゴヒューマン エンジョイをご自宅で使う場合、部屋の広さに対する存在感もイメージした方が良いです。
私の感覚では、おそらく一般的なご家庭では「ちょっと大きいな」と感じるサイズになると思います。その「ちょっと大きいな」を軽減してくれるのがメッシュ仕様の座面と背もたれ。
ご覧の通り向こうが透けて見える分、軽快な印象になります。この抜け感は広くないお部屋で使う上でかなり重要になるはずですよ。
エルゴヒューマン エンジョイは座面がウレタンクッション仕様も選べますが、存在感を抑えたい場合は、抜け感のあるメッシュ仕様が良いかもしれません。
お気に入り⑤ 金属パーツとのバランス
エルゴヒューマン エンジョイは、
- 座面より下のパーツは金属多め
- 座面より上のパーツはほぼプラスチック
というバランスになっていて、高級感と軽快感が程よく調和しています。ちなみに上位モデルのエルゴヒューマン(ベーシック&プロ)は背もたれ部分でも金属が目立つデザイン。
金属パーツが多い方が確かに高級感は出ます。
ただ、④でお伝えした「家庭での存在感」を考えた時、私は目に入りやすい背もたれはシンプルな方が良いと判断。
これは上位モデルとエンジョイを迷われている方の判断基準として、ご参考になるかも知れません。
以上が私がデザイン面でのお気に入りポイント。
次はちょっとBADな感想編に入ります。良い感想だけでなく、反対の感想もご参考になるはずです。
エルゴヒューマン エンジョイの感想【BAD編】
どんな製品にもやはり「ちょっと気になる」ポイントがあるもの。
エルゴヒューマンのチェアを購入するとすればそれなりに高価なお買い物になります。ですからご参考までに私が気になったポイントもご紹介していきます。
エルゴヒューマン気になるポイント① 肘掛の剛性
肘掛はいろいろな調整ができるので可動部多め。ですから仕方ないのかも知れませんが、ちょっとカタカタする印象です。しかも肘掛は良く手に触れるので、カタカタの印象を頻繁に感じます。
もう少し何とかならないかな?が正直な感想ですね。
ただ、他の高級オフィスチェア(例えばオカムラのコンテッサ)もわりとカタカタするので、このくらいが標準的なのかも知れません。
エルゴヒューマン気になるポイント② プラスチックパーツのバリ
プラスチックパーツのバリはやや目立ちますね(笑
でも私の感覚では買って後悔レベルでは全然ありません。
エルゴヒューマン気になるポイント③ ランバーサポート(腰を支えるパーツ)の調整範囲
エルゴヒューマン エンジョイは背もたれ全体を上下に移動させられます。
ただ、それに気づくのに少し時間がかかるかも知れません。
ちゃんとマニュアルに目を通せば分かりますが、上下移動させられることに気づきにくいデザインではあります。
またこの背もたれの位置、小柄な日本人だと「もっと下げたい」と思う可能性がありそうです。
165cm以下の方は特に試座してからの購入をした方が良いかも知れません。
エルゴヒューマン気になるポイント④ メッシュに滑らかさがない
座面と背もたれのメッシュはわりとザックリとした粗目です。(アーロンチェアなどはもっときめ細かい)
そしてそのザックリ感が滑り止めのような効果をもたらして「お尻や背中を滑らせる」ことがほとんどできません(笑
もちろん姿勢を正す上では滑らない方が良さそうですが、ダラっとしたい時、若干窮屈に感じます。
以上、エルゴヒューマン エンジョイのちょっと気になるポイントでした。
以降はレビューのラスト、「仕様選び」について私の考えをお伝えします。
エルゴヒューマン エンジョイ どの仕様を選ぶべきか?
いざ「買ってみようかな」となった場合、どの仕様を選ぶかは重要なポイント。
エルゴヒューマン エンジョイで言えば、
- ヘッドレストは付ける?付けない?
- 座面はウレタン?それともメッシュ?
が悩みどころとなりますよね。
以上の2点に関しても、私は試座をした上で「この仕様がベスト」を決めましたので、決断基準をご紹介します。
ヘッドレスト付きにした理由
実は私、ネットでオフィスチェアを探していた時は、ヘッドレスト無しを探していました。単純にその方が見た目が良いと思ったからです。
ただ、大塚家具さんでたくさんのオフィスチェアに座り、リクライニングもしまくった結果、「ヘッドレスト必須!無いとお話にならない!」という考えに変わりました。
理由はシンプルで、背もたれを倒した時にヘッドレストが頭を支えてくれないと、全く気持ちよくないからです。
オフィスチェアにちょっとでも「安楽椅子的要素」を求めている場合は悪いことは言いません、ヘッドレスト、付けてください。
座面をメッシュにした理由
正直なところ座った際の第一印象は、ウレタンクッションの方が心地良かったです。
ただ、何種類ものオフィスチェアに座るうちにメッシュにも慣れ、「あれ?メッシュの方が良くない?」と考えが変わりました。
そして、売り場スタッフの方の
- ウレタンクッションはややへたりやすい
- メッシュの方が蒸れない
という説明で、メッシュに決めました。
あと、これは家に届いてから思ったことですが、メッシュの方が抜け感と軽快感があって室内での存在感が抑えられます。こんな理由からも、私はやっぱりメッシュにして良かったと感じています。
最後にオマケとしてクッションとメッシュの座り心地の差を、私なりに表現してみました。
【メッシュ】
- テンション(張り)で支えられている感じ
- 弾むような感覚
【ウレタン】
- 程よく柔らかい「物」に乗っている感じ
- 沈み込むような感覚
どちらも良いのですが、「意外と座り心地に差がある」ことが伝われば幸いです。
ちなみに、高級オフィスチェアは個人でもレンタルすることができます。レンタルで具合を確かめてからの購入も選択肢の一つです。
以上がエルゴヒューマン エンジョイ、本気のレビューになります。
最後に少しまとめて終わります。
エルゴヒューマン エンジョイ レビューまとめ
テレワーク用オフィスチェアは長い目で見て、ご自身に合った良いものを真剣に選ぶことをお勧めします。
アーロンチェアを始めとする、ハイクラスのオフィスチェアは座ってみて本当に素晴らしかったです。でもやっぱりおいそれと購入できない価格なのも事実。
そんな中、エルゴヒューマンのエンジョイはコストパフォーマンスが良く、そして座り心地も素晴らしいと感じています。
家族や友人にも勧められる、非常に満足感のある選択でしたね。
最後までお読みいただきありがとうございます。
この記事がオフィスチェアを真剣に探しておられる方のご参考になれば本当に嬉しいです!
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