「開校100年 きたれ、バウハウス」展に行ってきました

開校100年 きたれ、バウハウス展に行ってきた

2019〜2020年はバウハウス開校100年ということで、東京ステーションギャラリーで催されている、記念の展示に行ってみました。

バウハウスについては、学生時代に少し習ったし、インテリアコーディネーターの試験勉強でも目にしていたわけですが・・・

実際のところバウハウスって・・・

  • デザインの学校
  • バウハウスの校舎がカッコいい
  • マルセル・ブロイヤーの椅子がカッコいい
  • ミース・ファン・デル・ローエの建築がカッコいい
  • 赤と青と黄色のポスターがカッコいい

位しか、思いつかないのが現実。。。
興味はあるのに、お勉強として見ると頭に入らないですよね(笑

なので、夏休みを利用して「バウハウスって何なんだ!」を知りに行ってみたわけです。

新型コロナ禍で大丈夫なの?
と思う方もおられると思いますが、展示は時間帯チケット制で入場人数を制限しています。

これがまた人が多すぎなくていい。非常にじっくりと見ることができましたよ。
しかもギャラリーは東京駅直結でものすごくアクセスも良い!

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開校100年 きたれ、バウハウス展で分かること

見てきた人目線で、「この展示で分かること」を簡単にまとめてみます。

バウハウスとは何かが分かる

当たり前ですがバウハウスが何なのかが良くわかります。
展示の前半で私は、「結局バウハウスって何なの?」のモヤモヤを消すことができました。

教科書なんかでよく目にする、

  • ナチスの弾圧を受けて学校が14年しか続かなかった
  • 校長が二回変わった
  • 学校の場所が二回変わった

のようなバウハウスを取り巻く状況も史実としてとても大事です。

でも、実際の作品・資料など(約300点)も交えて見ることで「バウハウスの理念や、実際に行なっていた教育」が分かることに非常に意義を感じましたね。

バウハウスで学んでいたことが分かる

前述の通り、この展示ではバウハウスの理念に則った教育カリキュラムの一端に触れることができました。

教師については後述しますが、七人の教師の授業内容とその授業の成果物を目にすることができるのです。

こちらも、非常に具体的な展示なので「こんなことを学んでいたんだなぁ」に想いを巡らせることができました。

有名な芸術家が教師だったことが分かる

この展示でピックアップされている教師は七人。
無知な私は正直二人しかその名を知りませんでしたが、その道で有名なエキスパート達が教師を務めていたことが分かります。

展示を見る前に、各人物の情報を少しでも入れておくと、さらに見応えがあると思いますよ!

学生の作品が分かる

この展示では、学生達が作った成果物をたくさん見ることができます。

前述の教師達が出した課題に対する成果物も、もちろん見応え満点ですが、それは飽くまで「基礎教育」での作品。

次の課程である「工房教育」の作品はさらに見応えがありますよ。

見ることができるのは、

  • 家具工房の作品
  • 金属工房の作品
  • 陶器工房の作品
  • 繊維工房の作品
  • 壁画工房の作品
  • 彫刻工房の作品
  • 印刷・広告工房の作品
  • 版画工房の作品
  • 舞台工房の美術
  • 建築科の作品

になります。

名作椅子の実物が見られる

前述の工房教育ゾーンで見られる作品として圧巻なのは、やはり「椅子」でした。
有名なマルセル・ブロイヤーの椅子のオリジナルを何種類も見られるのは嬉しいですね。

椅子が木製から金属パイプ製への移行で一気にモダン化する様は、一見の価値ありです。

4人の日本人学生がいたことが分かる

バウハウスには4人の日本人留学生がいたことを知れました。

今では珍しくない海外留学・・・100年近くも前にドイツへ留学した人はどんな人なんだろう?
こちらも事前に情報を入れておくと、さらに展示を楽しめそうです。

残念ながら私は4人の方々を知りませんでした。
が、今後得る知識で点と点が繋がって、「ああ、あのバウハウスに留学した人ね!」となる日が来るよう興味のアンテナを張っておこうと思います(笑




以上がバウハウスに詳しくない人が、「開校100年 きたれ、バウハウス」展を見に行ってまとめた、「分かること」とちょっとした感想です。

相変わらず人物名や、複雑な時代背景は難しいなと感じますが、「バウハウスでどんなことが行われていたか」という本質的なことに触れられるとても良い展示でした。

新型コロナ対策は万全にしつつ、ご興味のある方は是非足を運ばれることをお勧めしたいです!

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