![50sヴィンテージファブリック](https://mcmjapan.jp/wp-content/uploads/2019/11/FF35F566-FE1F-4C14-B7C8-024D72F1F99D-768x1024.jpeg)
ミッドセンチュリー期(1940〜60年代)の布や食器の柄、魅力的ですよね。
この記事では、私が所有する当時のファブリックから魅力的な柄をご紹介。
ミッドセンチュリーのインテリアがお好きな方と、独特なミッドセンチュリー柄の魅力&情報を共有できれば嬉しいです。
- ミッドセンチュリー当時の布の柄
- ミッドセンチュリー柄の購入方法
- ミッドセンチュリー柄の参考書籍
ミッドセンチュリー柄 アトミック系
1950年代は宇宙開発も進み、未来的なデザインが生まれました。
50年代ファンが最も好む柄は、アトミック柄と呼ばれている以下のような幾何学的なデザインでしょう。
![ミットセンチュリー なアトミック柄(幾何学)](https://mcmjapan.jp/wp-content/uploads/2019/11/7D77DF70-C408-408A-AE4E-182E5409280E-768x1024.jpeg)
何かの機械にも見える図形が組み合わされています。
たしかに未来的な印象のあるデザインですよね。
そのデザインが(現代の視点で)レトロなカラーリングで仕上げられているので、本当に不思議な魅力があります。
そして、ベースのファブリックの質感も最高。
![ミッドセンチュリーなアトミック柄(ダイヤ)](https://mcmjapan.jp/wp-content/uploads/2019/11/3F4F54C5-C8B2-485D-BF4B-4B027F7D44A5-768x1024.jpeg)
50年代ファッション好きにはたまらないダイヤ柄。
こちらも幾何学模様ですね。
ダイヤ柄だけで良さそうなところに、ちょっと古代遺跡を感じさせるような模様が入っていたり、筆で擦ったような模様が入っていたり異常なまでに手が込んでいます。
そしてアクセントで入るターコイズブルー。
震えるほどミッドセンチュリーでたまらないデザイン。
![ミッドセンチュリーなアトミック柄](https://mcmjapan.jp/wp-content/uploads/2019/11/200D39AF-166E-46EE-8B4E-623B0179F899-768x1024.jpeg)
何か宇宙を感じさせるデザイン。
もしくは微生物?とにかく不思議な柄です。
ナイキのスウォッシュのようなブーメランシェイプは当時人気の柄ですね。
こちらもさりげなくスカイブルーやピンク、レッドが散りばめられています。
結構カラフルですが、ミッドセンチュリー期で良くみられるカラーは、彩度が低めなので落ち着く色合いにまとめられていますよね。
デザインでレトロ感を出したい場合まず取り入れたい特徴です。
ミッドセンチュリー柄 アブストラクト系
アブストラクトは抽象的といった意味合い。
何かのカタチみ見えるけれど、何だろう?といった印象のアトミック柄にも通づる柄ですね。
人気の柄は今でも高価で取引がされています。
![ミッドセンチュリーなアブストラクト柄(アメーバ)](https://mcmjapan.jp/wp-content/uploads/2019/11/FD0FA3CF-B113-4D49-9CDC-EA9E51A14645-768x1024.jpeg)
復刻もされている人気の柄です。
アメーバを感じさせるような摩訶不思議なデザインですよね。
そしてアメリカでデザインされていながら「東洋」を感じさせる柄。
ミッドセンチュリー期の家具や雑貨にはオリエンタルな雰囲気を取り入れたものが多いので、その流れかと思われます。
ざっくりとした布との相性が抜群の柄ですね。
![ミッドセンチュリーなアブストラクト柄](https://mcmjapan.jp/wp-content/uploads/2019/11/FF35F566-FE1F-4C14-B7C8-024D72F1F99D-768x1024.jpeg)
こちらも復刻されている人気の柄です。
傘なのかキノコなのか、はたまた照明器具なのか?何となく世界観はイメージできるけど言語化できない不思議な柄。
この言語化できないところが魅力の所以なのかもしれません。
そしてやはり色合いの妙がハイセンス過ぎます。
レトロでモダンでポップ。矛盾してるしやっぱり言語化できません(笑
![ミッドセンチュリーなアブストラクト柄(オリエンタル系)](https://mcmjapan.jp/wp-content/uploads/2019/11/11782AB3-A292-45B1-A4EC-C7D5F4380112-768x1024.jpeg)
この辺りになるとアブストラクトとは言わないのかもしれませんね。
何が絵が描かれているかはっきりと分かりますし、植物なんかはむしろリアルです。
でもそのデフォルメされた物体とリアルな絵の混じり具合がまた不思議で魅力的。
![ミッドセンチュリーなアブストラクト柄(植物)](https://mcmjapan.jp/wp-content/uploads/2019/11/73DE5F18-EB1A-4114-A509-9C9F0B70F042-768x1024.jpeg)
こちらも上の柄と良く似た柄です。
違うポイントとしては上の柄は情景をイメージさせますが、こちらはリアルな植物と抽象的な柄の組み合わせなので、柄の持つ意味がより抽象的な印象です。
そして、どちらも東洋的なのに、ミッドセンチュリー らしいターコイズブルーが効いていてどことなくモダン。天才的センスですね。
ミッドセンチュリー柄 アート系
アート系は、ミドセンチュリー 期のアートにインスパイアされた柄。
ジャクソン・ポロックなどのアーティストが手掛けた作品をイメージさせるデザインと言えます。
![ミッドセンチュリーなアート柄](https://mcmjapan.jp/wp-content/uploads/2019/11/B2CCDFD9-7810-4E2F-B208-BC26EB728C3F-768x1024.jpeg)
複雑な模様と図形が重なった、まさに抽象絵画を思わせる柄です。
それにしても、当時のファブリックから放たれるゴージャスな雰囲気はなんなのでしょうか?
もちろんチープなモノもあったと思いますが、非常に重厚でリッチな印象を受けます。
![ミッドセンチュリーなアート柄(オリエンタル)](https://mcmjapan.jp/wp-content/uploads/2019/11/837E8A2A-A0BA-4CA3-8985-10E2C8BEE63C-768x1024.jpeg)
こちらはもう少しシンプルな柄ですが、やはりオリエンタルな雰囲気が満載。竹林をイメージさせる柄ですね。
日本の侘び寂びをも感じさせる渋いデザインが、ド派手なイメージのアメリカで作られるのはやはり不思議な感覚です。
ミッドセンチュリー柄 ドメスティック系
ドメスティック系は、家庭内にある身近なモノをモチーフにした柄です。
アブストラクトやアトミック系に通づるところが大いにありますが、ボトルやグラス、楽器などをイメージさせるものが散りばめられています。
![ミッドセンチュリーなドメスティック柄(壺・ボトル)](https://mcmjapan.jp/wp-content/uploads/2019/11/AAFEAFE6-75CB-45EB-BA1A-6F0A8207276A-768x1024.jpeg)
ミッドセンチュリーな柄では、ボトルや壺などをモチーフにしたデザインがファブリックに限らずとても多いのですが、こちらもまさにそれ。
ひとつの柄がとても大きく、余白が多さがユニークです。
そしてまた、ティールとターコイズという色の組み合わせがミッドセンチュリー感満載でたまりません。
![ミッドセンチュリーなドメスティック柄](https://mcmjapan.jp/wp-content/uploads/2019/11/3BFDE04A-FC2F-4D96-8D0D-697449ED2E50-768x1024.jpeg)
この柄は私がミッドセンチュリーなインテリアにハマり始めた頃に手に入れたものですが、今見ても非常に不思議な柄です。
ドーナツ?チェリー?葉っぱをモチーフにしたような柄も入っています。
私の脳では、子供のような自由な発想は生まれないので脱帽ですね。
![ミッドセンチュリーなドメスティック柄(グラス)](https://mcmjapan.jp/wp-content/uploads/2019/11/624DB2E0-69BE-4962-8120-7290DAF6F118-768x1024.jpeg)
こちらの柄はグラスのように見えるのですが、いかがでしょうか?
もはや「見る人が見たいように見ればいい」という感じですが、私はドメスティック系がしっくり来ると感じました。
こちらの生地は耳(生地の端)も残っていて「HAND PRINT」の文字が確認できています。
スタンプのように柄を付けていく作業は正に手作業。ミッドセンチュリー期のプロダクトに温かみを感じる所以と言えそうです。
ミッドセンチュリー柄 当時モノ以外(リプロダクト?)
これまではミッドセンチュリー期のビンテージファブリックをご紹介してきましたが、ビンテージの柄を模した新しいモノもあったりするので簡単にご紹介しておきます。
![ミッドセンチュリー柄のファブリックを取り入れたPCデスクのある寝室](https://mcmjapan.jp/wp-content/uploads/2019/08/D4751848-1821-430A-9B44-DCB4FB2A958A-819x1024.jpeg)
この寝室の写真では、カーテンとクッションが新品の生地でできています。
当時の柄を再現した復刻品かどうか、正しい情報は分かりませんが、かなり良い雰囲気が再現されています。
ここまでデザインと質感の良いものは、なかなか見つける事が難しいのですが、そこまでガチガチのビンテージ感が必要なければ、Spoonflowerというサイトをご覧になってみてください。
![](https://mcmjapan.jp/wp-content/uploads/cocoon-resources/blog-card-cache/d00eac942d26192d72285adc06fa27ba.jpeg)
- atomic
- barkcloth
この2つで検索してみていただくと、ミッドセンチュリー 感のある柄がかなりの数ヒットしてきます。
私はまだSpoonflowerでショッピングをしたことは無いのですが、日本からでも購入できるかと思います。
日本のお店が輸入して売っているパターンもわずかにあるようですが、好みの柄がある可能性が高くないので、直輸入のチャレンジが良さそうです。
ここまで拘れば、本格的なミッドセンチュリーモダンインテリアに大きく近づくはずですよ!
ミッドセンチュリー当時の柄を手に入れるには?
ビンテージ品を、お店をまわって見つけるのは至難の技なので、効率的な見つけ方は以下の3つになります。
- ヤフオクやメルカリで探す
- ebay(海外オークション)で探す
- アメリカ系アイテムを扱う蚤の市で探す
それではひとつづつ解説。
ヤフオクやメルカリでミッドセンチュリー柄を探す
アトミック柄や50sというキーワードで検索すると、チラホラ出てきます。
ただ、どうしても希少価値を分かっている方が出品しているので値段は高めになります。
ebayでミッドセンチュリー柄を探す
ebayは海外版ヤフオクという感覚でOKです。
英語の壁は少しありますが、以下の検索ワードで探せば、見つけやすいです。
「barkcloth」
人気ん柄の希少性は日本とさほど変わりませんが、選択肢の広さと価格を考えると日本で探すより、断然おすすめです。
ちょっと怖いなというお気持ちは痛いほど分かりますが、私は5回ほど取引して、トラブルはありません。
アメリカ系アイテムを扱う蚤の市でミッドセンチュリー柄を探す
ここで言う蚤の市はずばり「ジャンクショー」という蚤の市です。
毎年3回開催される蚤の市で、私は10年以上通っています。
全国からたくさんのビンテージショップが集まるので、ミッドセンチュリー 期の様々なものを見つけられます。
ジャンクショーについての詳しい記事もありますので、是非ご覧ください。
ミッドセンチュリー柄の参考書籍
ミッドセンチュリーの独特のデザインに魅了され、漠然とコレクションをしてきた私ですが、ある書籍に出会ってから、少しだけ魅力の所以や歴史を紐解けました。
(翻訳サービスの力を借りながら)
その書籍がこちら。
素晴らしいミッドセンチュリーなデザインを160以上見ることができます。
以上が
- ミッドセンチュリー当時の布の柄
- ミッドセンチュリー柄の購入方法
- ミッドセンチュリー柄の参考書籍
についてご紹介でした。
最後に少しまとめて終わります。
ミッドセンチュリー柄(ファブリック編)まとめ
本格的なミッドセンチュリースタイルのインテリアを目指す場合、やはり当時の柄や、それに近い柄のファブリックを取り入れると非常に良い雰囲気が出ます。
日本国内では、なかなか手に入れにくい現実もあるので、海外のオークションサイトやネットショップに挑戦してみるのもオススメ。きっと面白い経験になると思います。
ミッドセンチュリーなインテリアづくりを楽しみましょう!
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