1LDKに住んでいるけど、
いまいちインテリアがまとまらない・・・
こんなお悩みにお答えする記事です。
1LDKインテリアがいまいちお好みにまとまらない理由は、以下である可能性が高いです。
魅力的なインテリアは、まずお部屋の広さに対しての家具が「適量」なのが特徴。
要するに「なんかさみしい」や「狭苦しい」を感じさせません。
そして、この「適量な家具」というポイントを押さえていると、見栄えも付いてきています。
以降ではそんな、ちょうどよくておしゃれな1LDKインテリアづくりに必要な考え方をご紹介します。
ご参考にしてただくと、きっとまとまったインテリアコーディネートになるはずです。
1LDKインテリアコーディネート最適化思考① 家具を適切に増やす
まずは、家具などのインテリアを構成する要素を増やしたり変えたりするべきパターンについて解説します。
家具不足を解消しましょう|おしゃれなインテリアコーディネートは家具の適切な数で決まる
「なんかさみしい部屋だな」と感じてしまったら、家具が少なく余白が大きすぎる可能性が大きいです。
グラフィックデザイン、ウェブデザインなどで、あえて大きな余白を取るデザインを上手にまとめるのは難しかったりします。
それはインテリアも同様で、適度にモノが散りばめられている方がコーディネートしやすくなります。
1LDKのリビングで必要な家具
1LDKのリビングの場合、以下の家具があると快適でコーディネートもしやすくなります。
①ソファ
②ローテーブル
③TVボード
④ラグ
⑤収納兼飾り棚(※LD8畳以下なら2個まで 8畳以上なら3個程度)
⑥ダイニングテーブル(※LDが8畳以上なら)
⑤⑥以外は広さによって調整が必要ですが、①~④は、無いと基本的な型が作りにくくなりますので、優先的にそろえることをお勧めします。
1LDKの家具レイアウトでご参考になる記事はこちらです。
家具の大きさ不足もマイナスポイント|広さにあった大きさの家具選びが重要
家具の量と同時に、家具の大きさも重要です。
大きすぎが良くないことは直感的にお分かりになると思いますが、「ちょっと小さいかな?」もしっくりくるインテリアコーディネートのマイナス要素です。
例えば1Rや1Kなどから1LDKに引っ越した場合に「家具の小ささ」問題は起きがちです。
要するに部屋が広くなってこれまで使っていた家具が小さく感じるわけです。
ですからメインの家具(上記①~③)だけでも、広さに応じた大きさのものに変えると一気にまとまり感が出てきます。
飾り要素不足|適度な飾りつけでインテリア完成度アップ
部屋の広さと家具のボリューム感がちょうどよいバランスになったら、次は装飾要素の追加をしてみましょう。
装飾できる余地があるのは断然、壁です。
壁いっぱいの壁面収納でもない限り、壁がさみしいインテリアが多いです。
塀の飾りで取り入れやすいのは
このあたりです。
壁の飾り方をご紹介している記事もあるのでぜひご覧ください。
観葉植物で隙間を埋める方法もオススメ
観葉植物がインテリアに華を添えてくれる力も絶大です。
背が高いものを選べば、壁のさみしさを解消してくれます。
植物とプランターについてご紹介した記事はこちら。
メインの壁だけ壁紙を変えるのもオススメ
壁のさみしさは、そもそもすべての壁が白で統一されていることにも関係があります。
だいぶ変わってきているとは思いますが、日本のインテリアの壁は白すぎますよね。
ですから、一面だけでもいいので壁の色を変えてみるのも効果絶大です。
もし賃貸だとしても壁紙を変えるDIYはできます。
チャレンジ可能な難易度なので、インテリアにご興味がある方はやってみる価値大ですよ。
壁紙DIY体験記もありますのでご覧ください。
ラグはあった方がいい!|床の印象がインテリアをまとめる
床も壁と同様、基本的には同じ色が広がっていて平坦。
ですからラグを置いて変化を付けましょう。
ラグを置く際は床の色との差を意識すると見栄えが良くなります。
下の写真は手が届くおしゃれなインテリアを提供している、Mid Century-Modernとunico(ウニコ)のラグを私の部屋に置くシミュレーションをしてみた時に作った画像です。
床の色に近いラグを置いた時と、床の色と近くない色のラグを置いた時の差がお分かりになると思います。
ラグを目立たせすぎるのも、まとめるのが難しいですが、適度なコントラストがあるとインテリアが締まりますので、押さえていただきたいポイントです。
数十種類のラグでシミュレーションしている記事も是非ご覧ください。
カーテンは冒険してもOK|面積が大きいアイテムでインテリアが決まる
インテリアを無難にまとめようと考えた時やってしまいがちなのが、地味なカーテンを選んでしまうこと。
カーテンの面積はインテリアにおいてかなりの割合を占めますから、大事に選んでいただきたいアイテムです。
結論的には、色、柄ともにカーテンは結構派手目なものを選んでしまっても意外と大丈夫。
もちろん最低限度のテイスト合わせは必要ですが家具との調和に関してはそこまで心配しすぎなくてもOKです。
ビフォー アフター
「無難に地味なカーテンにしておこう」を脱却してみましょう!
1LDKインテリアコーディネート最適化思考② モノが多すぎるインテリはまとまらない
これまではモノを増やす方向のお話をしましたが、次はモノを減らす必要があるパターンについてです。
大前提!収納が少なすぎる1LDKはインテリアコーディネートの難易度が高い
もし、これからお引越しをお考えで、インテリアをおしゃれにまとめたいのであれば、できるだけ収納の多いお部屋を探していただきたいです。
モノを減らすにも限度がありますから、「使用頻度は高くないけれど必要なモノ」をしまえる場所はとても大事です。
私が住んでいるUR賃貸住宅でも、一見良いお部屋に見えても収納が少ない物件は空室が目立ちます。
ですからぱっと見にとらわれず、収納の容量も充分に吟味してください。
インテリアコーディネートはまず部屋をすっきりさせてから
モノが多すぎるお部屋はコーディネートするのが難しいので、モノを減らすところから始まります。
おしゃれな散らかり部屋は難易度が高いので、個人的にはおすすめしません。
すぐに捨てられるものはないか探す
今すぐにでも処分して良いものは迷わず捨てましょう。
片付けコンサルタントのこんまりさんメソッドでは、捨てるべきか迷う場合、そのモノに対して「ときめくか」で判断します。
ときめかないモノは処分対象です。
私も過去に二回ほど断捨離をしたことがありますが、私は「断捨離ハイ」(断捨離でハイになる)を体験しています。
ときめく基準が上がって本当に必要なものが見えてくると、処分することに躊躇がなくなり、捨てることがめちゃくちゃ快感になってくるのです。
そして終わった後には悟りを開いたかのような心境に浸れます(笑
今、目に見えているものはそこにあるべきか?を見極める
不用品が処分できたら次は、ひとつひとつのモノに対して「今あるべきところが適切か?」をジャッジしていきます。
片付かない部屋の特徴は「何でこれがここにあるの?」の多さが挙げられます。
極端な例ですが、靴ベラがリビングにあるような状態です。
もし、少しでもこれに当てはまる場合はモノのジャンル分けを適切に行うことで、部屋が一気にすっきりとしてきます。
ジャンル分けについて書いた記事もありますので是非ご参考になさってください。
収納家具が足りているか?
前述の、モノのジャンル分けが上手にできない原因は、収納家具が足りていない可能性も考えられます。
1LDKのリビングの場合、引き出しや扉のついた
があるとモノを外に見せずに収納できるでしょう。
(もちろん前述の物件自体の収納スペースが充分であることが前提です)
そして、これらに収まる程度のモノの量に抑えるとまとまりやすいという考え方もできます。
1LDKインテリアコーディネート最適化思考③ 家具のテイストを合わせる
インテリアコーディネートで重要なポイントは、家具のデザインテイストを合わせることです。
要するに統一感が必要ということ。
ファッションで考えればわかりやすいのですが、ストリート系ファッションで靴だけビジネスシューズはどう考えてもおかしいですよね?
でもインテリアでこういったチョイスをしてしまう方がおられるのも現実です。
そういった方のお話を聞くと、
「そのもの単体で見ていいなと思ったら買ってしまう。その時インテリア全体は考えていない。」
といった答えが返ってきます。
ですから、何かインテリアアイテムを増やす際はどんな小さなものでも「今の部屋に調和するか?」を思い出す必要があります。
簡単にインテリアのデザインテイストを合わせる方法
各種家具メーカーでは、各種家具をシリーズ展開していたりします。
ニトリなんかでも〇〇系でまとめたシリーズを販売していますよね。
このシリーズに乗っかれば最も簡単にテイストを合わせられます。
ビンテージ家具好きの私の場合で言えば、「家具が作られた年代」を合わせることでテイストを合わせています。(50年代から60年代で統一)
ビンテージ家具を取り入れたい場合は是非ご参考にしてみてください。
センスの良いミッドセンチュリーモダンインテリアの作り方
色の種類を使いすぎない
色の使い過ぎもおしゃれなインテリアコーディネートを実現するうえで壁となります。
色もデザインテイストと同様、まとまり感を出さなければなりません。
インテリアの色の基本は
- ベースカラー
- アソートカラー
- アクセントカラー
の三色。
この三色の組み合わせが適切であれば、おしゃれなインテリアになりやすいです。
インテリアのカラーコーディネートについてはこちらの記事がオススメです。
色のおすすめの組み合わせを教えてくれるツールのご紹介もしています。
1LDKインテリアコーディネートの思考法まとめ
家具の量が、部屋の広さに対して適量だと、まとまったインテリアコーディネートになりますよ。
そして、「インテリアを飾る」を意識を持つと魅力が格段にアップします。
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