

社内の展示会担当になった。
展示会ブースをおしゃれに見栄え良くしたいけど、どうしたらいいんだろう?
そんなお悩みにお答えする記事です。

所属する会社で展示会ブースのデザインや業者への発注を担当している私が、ご参考になりそうなポイントをご紹介します!
ちなみに対象となるブースサイズは2〜4小間をイメージしていただくと良いかと思います。
まずは参考にしたいブースを見つけましょう
すべてのデザインに言えますが、何も無いところから最高のデザインをイメージするのは難しいです。
ですから、まずはネットで参考になるブースを探してみましょう。
自社でデザインする場合でも、業者にデザインをしてもらう場合でも、ベースとなる参考イメージがあると話が早く進みます。
とにかくまずはたくさんの事例を見ることをオススメします。
おしゃれでカッコいいブースデザインを探すならPinterest(ピンタレスト)を使うべき

ネットで探す際、恐らくはふつうにGoogle検索を使われると思います。
もちろんGoogle検索でお好みにぴったり合うブースデザインが見つかればそのまま進んでいただいてOKです。
ただ、経験上Googleの画像検索より断然良いデザインが見つかる可能性が高い、Pinterest(ピンタレスト)の利用を是非ともオススメしたいです。
Pinterestとはネット上で気になった画像にピン留めをして、自分のPinterestアカウントに収集することができるツールです。
もちろん自分のアカウント以外の全世界のユーザーがピン留めした画像も見られるのですが、どう言う仕組みか、好みの画像がどんどん見つかる魅力的なサービスなんです。
ですからブースデザインも非常にクオリティの高いものが探せます。
カッコいいブースの検索対象は「海外ブース」
Pinterestでブースデザインを探す際にもコツがあります。
それは国内のブースに絞らないことです。
国内ブースに絞ってしまうと、Googleの検索結果と大きな差は出にくいのです。
ですから探す対象は海外のデザイン。
私は初めて海外のブースを検索してみた時、そのカッコよさに感動を覚えました!
ブースを探すキーワードは「exhibition booth」など
海外ブースデザインは当然英語での検索でヒットしてきます。
検索の際に使うキーワードは「exhibition booth」が基本となります。
exhibition boothとタイプすると、関連ワードも表示してくれますので、気になるワードでどんどん絞り込んでいきましょう。

そして気になる画像にはどんどんピン留めをしてストックし、後からまとめて見比べられるようにします。
また、ブース制作業者に最終デザインを提案してもらう場合は、参考イメージはいくつかに絞って共通のイメージを持ちやすくしておくと良いでしょう。
ブースデザインを参考にする際のポイント
参考にしたいブースデザインがある程度固まったら、そのデザインを自社ブースにどう取り入れられるかを考えます。
当たり前ですが展示会ブースはいかに「自社製品またはサービス」を魅力的にPRできるかが最重要です。
ですから参考にしたいブースが、以下の重要なブース設計要素にフィットするかどうかをチェックしてみてください。
●ブースの奥ではなく、通路側で商品やサービスをPRしやすいデザインかどうか
理由: 基本的に来場者はブースの奥には入りたがりません!
●自社の小間位置に合ったデザインかどうか
理由: 例えば三方が塞がれた小間位置なのに、三方が通路などの開放的なデザインを取り入れても意味がありません。
●レギュレーション(高さなどの装飾規定)に反しないデザインかどうか
理由: 海外ブースは国内のレギュレーションに基本的に合いません。
とにかく①の要素が最重要なので外さないようにしましょう。
社内でブース制作予算を通すコツ
おしゃれでカッコいい展示会ブースを作りたい場合、会社にお金を出してもらうことが必須です。
予算を抑えることも重要ですが、良いブースにはそれなりのお金がかかりますから、いかに会社を説得できるかも非常に重要です。
もちろん予算が明確に決まっているのであれば、その範囲で収める工夫が最重要。
以下はもし予算が明確でない場合、ご参考にしていただきたい内容です。
上司に「いくら予算出してくれますか?」と聞くのはNG
長年ブース担当をして分かったことは、
「いくら予算出してくれますか?」と聞くのは愚かだったと言うこと。
どんなものができるか分からない、効果もよく分からないものに、おいそれと大金を出してくれる訳がありませんよね。(大企業は分かりませんが)
ですから、自分自身、もしくは業者と一緒に考え抜いた自信のあるブースのプランをまずは提示、
などを自信を持って語れるようにしておきましょう。
もちろんこの際、会社の身の丈を遥かに超える非現実的な提案はナシです。
経験上、ブース担当者は社内で誰よりもブースのことを考えているので、情熱があれば上司も含めて説得することはそこまで難しくはないという印象です。
ブース制作費用を抑えるポイント
予算を取れたとしても、抑えられる費用は抑えられればベストです。
以下では費用を抑えるためにやっておきたいことのご紹介です。
相見積もり
複数の業者から見積もりを取りましょう。
どの業界でも同じですが競争してもらうことで適正な価格に落ち着きます。
ただ、懇意にしている業者さんとスムーズなやり取りができるようになると、結局ブースができる当日までのコミュニケーションコストが抑えられるので「長いお付き合い」も悪くはないと思います。
印刷壁紙の面積を減らす
ブースの壁面は通常単色の壁紙が貼られまして、これは安価です。
ただ、キャッチコピーや画像を壁にドーンと載せたい時は、大きな印刷物を貼ることになります。
この「大きな印刷物」を使うと費用が跳ね上がる要因になります。
ですから、キャッチコピーなど、文字のみで済む場合は「カッティングシート 」で処理できないか確認することをオススメします。
ただ、カッティングシートばかりだとやはりさみしくなってしまうので、大事なアピールポイントは印刷の壁紙でゴージャスに仕上げると良いでしょう。
おしゃれでカッコいい展示会ブースを実現するための方法まとめ

以上が展示会ブースの担当になった時にご参考にしていただきたいポイントです。
自分が計画したものが実際にカタチになるのでやり甲斐のある業務ですし、社内で存在感を示すキッカケにもなります!
楽しくブース制作に携わっていただければ幸いです。
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